踊るたぬきのサンバ・ノ・ぺ

踊らされて生きているたぬきのお話

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facebook、関係者がいっぱいみてるので。今日のサンバの稽古はなかなか厳しいものでした。別に内容がキツいとかではなく、今取り組んでいる(ボイ・ブンバとかフレーヴォとかもそうね)とあるショーの、サンバのコレオグラフィー(振付)の演目に出演できるメンバーが発表される日だったのです。先月末の1回目のショーの全体リハーサルで、オーディションがありました。その結果発表ですね。

最初からこの演目は難易度が高いので、出演にはオーディションがあることを伝えられていました。実は私はその演目の稽古には今も出ているものの、2回目のレッスンで早々にあきらめて、出演辞退していました。なので、オーディションにも出ませんでした。前にも書いたけど、私はアマチュアとしても失格なくらい振り覚えの本当に遅いダンサーです。(こればっかりは、発達性強調運動症(DCD)の影響とかもあると思うので、なかなか克服できるものじゃないと思っている)

それなのに、短い曲に振付盛り盛りで激早なこの曲は高い完成度で踊れないだろうなと思ってました。他の演目の振りの入りも悪いのに、そんなハイレベルな挑戦する意味あるんだろうかと。私はいつも、「やりたいけど無理かもしれない」「できたら嬉しいけど、挑戦するのが大変だからやらない」という過去の選択で後悔してきました。そういうわけで「やらない後悔よりやる後悔」「できるかできないかではなくてやるかやらないか」が座右の銘でした。だから、挑戦するのが当たり前だったんです。でも、このショーの稽古が始まる前、体調も良くなく仕事も忙しく、なんとなくメンタル面でもやる気にならない時期でした。そして、若手達が企画した、ハイレベルなダンスショー、成功させてほしいしさせたい。この演目のために他の演目に使う時間を犠牲にしていいんだろうか?と悩んだ挙句にオーディションに出るのをやめました。

ただ、それが逃げだったんだろうか?という気もします。ダメならダメで落とされてもいいから挑戦するべきだったのか?と。

はっきり言って、オーディション受けても落ちたであろうことは胸を張って(張るなw)言えます。私の実力では寝ないで練習しても多分無理だし、所詮アマチュア下手くそダンサー。仕事まで犠牲にしてその練習にかけるわけにはいかないし。必死にオーディションで1人だけ無様な證誠寺の狸囃子を踊って、やっぱり落とされた〜!って経験をすべきだったのか、私にはわからないんです。あきらめたのは事実。でも逃げだったのか、逃げなければよかったのか、本当にわからない。何が自分にとって一番厳しい選択だったのか、未だに答えが出ないのです。辞退したことを後悔しているかと言われれば、そうとも言えない。でも、出たかったには出たかった。

もやもや悩むことが今の私に大事なことなのかもしれません。ただ一つ言えるのは、他にエントリーしている演目に全力を注ごうということ。後悔だけはしたくないので。