初めてこれを読んだのは2016年くらいだっただろうか、もしくはもっと後?
仕事で思い通りに結果を出せない自分にカリカリしていた頃、読んだ本だった。
やり抜く力はGRITと定義されていた。
G...Guts(ガッツ)
R...Resilience(レジリエンス)
I...Initiative(イニシアチブ)
T...Tenacity(テナシティー)
あの頃、私はresilienceとinitiativeがあまりなく、そういう自分に自信をなくして、gutsがなくなっていた。元々の性質や育ちで私が持ち合わせていたのはtenacity。
地味にぼちぼちやり続ける粘り強さだけ。
それがあればたいていのことは、いつかどうにかなるんだ、と気がついてからは、gutsが戻り、resilienceも身についた気がする。initiativeはなかなか高度なスキルというか性質で、自分で課題を見つけて目標を立てる自発性を意味するので、問題を同定する力と、それに対する直接的な対処が何か見極める力、それを適切な目標にブレイクダウンする力が必要になるので、私はこれらのやり抜く力の中では一番抽象度が高い高位の能力だと思っている。一番やりたくない嫌なことを見つけてそれに向き合うスキルと言い換えてもいいと思う。頭と共に自分への厳しさもいると思う。なので、今私には、GRITのGRTまではどうにかできても、Iが足りない。
時間を作ってそれをどうするか考えていこうと思う。
けれど世の中の人はみんな、この4つのうち1つ以上の力を必ず持ち合わせていて、きちんと発揮できている人が成功しているのだと思う。私もぜひ見習いたいものだ。