踊るたぬきのサンバ・ノ・ぺ

踊らされて生きているたぬきのお話

過ごしづらい季節

たぬきは冬眠しない動物なのだそうです。その代わりに、秋にたくさん餌を食べてよく太り、換毛してもふもふになって、活動量を落として、冬を乗り越えるのだそうです。

私は季節性情動障害(Seasonal Affective Disorder, SAD)というやつではないかと、個人的に疑ってます(診断を受けたことはないんだけどね)。冬になるともう本当に理由なく落ち込み、さみしくて、元気が出なくて、なんか体調も悪いけど、いつもとやらなきゃいけないことは変わらない。人と約束しても直前で会いたくなくなったり身体が辛いのでずっと寝ていたい。

夏よりはるかにそんなことが増えます。症状としては、普通のうつ病とほとんど変わらないのですが、秋または冬に始まった症状が春または夏ごろに落ち着くという季節性があることが特徴です。あと、通常のmajor depression(大うつ病)が食欲の減退、体重減少、睡眠時間の減少という症状がよく見られるのに対し、SADは食欲増進、体重増加、睡眠時間の増加が見られるのだそうです。どちらも摂食と睡眠行動に何らか影響があるのは変わらないのですが、やはりSADの方が冬眠っぽいですね。あと、なんか頭痛いこと多い気がする…。考えてみると、小学校3年生ぐらいではすでに冬休みが大嫌いで、落ち込んでいたので私は根っから冬に弱い生き物だったのでしょう。クリスマスプレゼントもお正月も大して嬉しくなくて、家族には「頼むから世の中が年末年始でも、普段通りに過ごしてくれ」と思ってました。

そして私、この数年の殺人的な暑さの夏は元気なのかと言われると決してそうとはいえなくて、やはり辛いw昔から夏は理由のない焦燥感に襲われることが多いです。ただ、楽しいイベントも多かったからね、家族で海に旅行に行ったりだとかでだいぶ気が紛れたりしました。

私は人間社会でヒトとして生活してますが、山奥に帰ってたぬきとしてのライフスタイルで生きればこの問題も解決するような気がしたりしています。人間というのは、どうにも生きづらい動物です。