踊るたぬきのサンバ・ノ・ぺ

踊らされて生きているたぬきのお話

「悪気がない」は言い訳にならない話

私は本当に粗忽者だといつも思う。

気を緩ませていると喋りすぎるし、気がつけば人の話に横入りして自分のことを話してしまい、話した後から、しまった…と思う。

 

あとは言わんでいい、いらんこと言いがち。

 

つい心配になって人が返答に困るようなこと言いがち(「私、ウザいよね、ごめんね」的な卑屈発言)。

 

本当に言動だけ一つ一つ取り上げたら、軽薄なことばかり言ったりやったりしている。

まぁ、これらもADHDの衝動性のなせる技、と言ってしまえばそれまでだけれど、それじゃ開き直りでしかないので、日々反省している。

最近はショーのせいで自分より若い子達に接することも多いので、自分よりしっかりしている若い子達に謝り通しのような気がする…。

 

年甲斐のない、考えが浅はかで軽薄で無様なオバサンだと思われていることだろうし、実際そうだ。それで後から謝ってばっかりとか、無様にも程があるだろう。

 

ただ、私はあまり若い人に対して威厳を持って接したいとは思わない。それに失言しない人は、何かを言うべき時に何も言わないし、無様な失敗をしない人は何かをするべき時に何もしない人だと思っている。

そんなんで威厳を保つよりは、「あのオバサン、イタいし憐れだな」と思われる方がまだマシじゃ、といつも思う(これは私の価値観なので、人には押し付けない)。むしろ自分の存在が誰かの劣等感を刺激したり心をざわつかせたりしないことの方が私には重要だ(そんな人はいないと思うけどね)

 

ただ自分の言動で人に嫌な思いをさせたり、うっかり傷つけたりするのは良くないなといつも思っている。悪いことしちゃったなぁ、と引っ掛かったら、後からでも謝るようにしている。自分がそんなに悪いことをしたつもりがなくても人を嫌な気持ちにさせたら謝るべきだし、人を嫌な気持ちにさせたことに気が付かないことの方が大問題だ。

 

人間だから誰しも失敗はあるけど、なるべく素直に謝りたいし、そうできる心の柔軟性を取り戻したい今日この頃。