踊るたぬきのサンバ・ノ・ぺ

踊らされて生きているたぬきのお話

私はたぬき

まぁ、諸事情により年明けまではたぬきには里帰りしてもらってるんだけどね。

仲のいい人の恋愛話なら、楽しく聞けるし茶化したりしながらも本気で応援できる。でもまぁ、例えばここで私が恋バナ的なものを書いたとして、それにどれだけ思い煩って切ない想いをしているか、とか書き連ねても、「ふーん、あそ。イタいな。それより晩飯何食う?」と思われるのがオチだなぁとわかる。だからそんなこと真面目に書く気にあんまりならない。
とはいえ、だ。最近久しぶりに会う人会う人に結構「いい人いるの?」とか聞かれてしまうおたぬこ。…今忙しいし、それどころじゃないの!!


そこそこいい歳で行かず後家になってしまった私なので、自分が結婚するか、できるのか、ということを考えるなら真面目に考えないといけないし、一喜一憂する恋の楽しさとは切り離して冷静に婚活というものを考えないといけないのかもしれない。そのために、このブログにはそういうこと(たぬきなりの懸想について)も書こうと最初から決めていたけどやっぱり気恥ずかしくて、書き始めると自分を罵倒して愚痴を吐くだけで終わってしまう記事がほとんどだ(もしくは昔の辛かったことを辛かったと書くだけで終わって考察が深まらない)。
そんなことを真面目にブログに書くのもめちゃくちゃみっともない気はする。誰も興味ないもんを、誰に読ませたいんだよ?と。他の人にとっての恋愛や婚活は大事なことかもしれないし、たぬきがそんなに思い詰めたいなら勝手にすればいいとは思うけど、恋愛って、わざわざブログに書いてまで真剣に考えるようなことじゃなく、日々の生活を楽しく真面目に生きるついでについてくることだと思っていた。他にもっと優先順位高く取り組まないといけないことは現在進行形でたくさんあるし。


今でもそう思っているので、わざわざ恋愛や結婚にフォーカスした記事を真面目に書くのが本当に恥ずかしい。アリーmy loveの名言に「それって単純なことよ、あなた+私=私達。その肝心の「私」が発展途上だったら、「私達」、なんてあり得ないの」というセリフがある。どうしても相手のことを書くわけにいかなかったり、今は相手なんかいないので架空の「相手」について書くことがない。となると、私のことばっかり書くことになる。
私も発展途上なのは間違いないし、結局つまらない自分の恥ずかしい自分語りに終始することになるのがうんざり。


やっぱりこんなブログを書いてる時点で普通じゃないし、ブスだし鈍臭いし生き方がバタバタで落ち着きがない。自分のことで手一杯だし、そんな変でダサいたぬきの生き様が見え隠れしてしまうから、恋愛対象からも結婚相手とからも簡単にはずされてしまうんだろう。でもたぬきのくせにカッコつけていい女ぶるのも滑稽だしな。それって結局自分が死ぬまで解決しないのでは?って結論になるよなぁ。


今好きな人がいないわけじゃない、でもたぬきが告白⁉︎とか考えると自分でも笑えてきてしまって肝心なところでは「ナイ、ナイ!」とたぬきに対してシニカルな目を向けてしまう。

そして、何も言わないたぬきのきろきろと光る黒い目が最近じっと私を見つめ返してくる。