踊るたぬきのサンバ・ノ・ぺ

踊らされて生きているたぬきのお話

カッコつけるな

チームのダンサーコンテストを前に、自主練の日々。週2日のレッスンとエンサイオを抜いても週3日程度コンスタントに踊れているので、ダンサーコンテスト関係なく、踊る習慣をつけられているのはいい感じだと思っている。

 

ただ、質はどうかというと考えてしまう。サンバノペのクオリティが悪い。

 

3月中旬、練習を始めた最初の頃、師匠のさあやちゃんのプライベートレッスンを受けた時は、まぁ、構成なんて何もできておらず、リズムの使い方もキメの踊り方も固まってなかったけれども、勢いがあって結構出たとこ勝負で捌いている感があった。

 

筋トレ、ストレッチ、身体に負荷をかけてから踊るのに疲れているのか、力んでいるのか最近、ノペが小さい、固い、四角い。

 

綺麗にまとめようとし過ぎて全然勢いがない。

 

形を作り、滑らかにつなぐことを意識できるようになったこと、難しいことをしないで今できることで踊りを作ることを考えられるようになったことは悪くないと思う。

 

でも、これはエンヘード。

 

あの勢いは?止まったら死ぬようにガツガツ動き回っていたあの機敏さは?あの動きの多さは?

ちょっとくらい荒くたっていい、繋ぎが雑で下手に見えたっていい、この小さい踊りは何だ?

 

できた気になって最初の頃の練習動画を見て、必死だった3月の私に怒られた。

自主練が続いているからって慢心するな。どうせ下手なのに、必死に動くその踊りに対する真摯さがなきゃ、私の踊りなんてくだらない。

 

もっとノペを踏め、渾身のクオリティで。

 

他はどうでもいい、この曲の重厚さと激しさをどうか大事にできるように。

 

小細工するより何より、全力で、本気で、必死で。

Aquarela Brasileira

私はこの曲が好きだ。言わずと知れた名曲だけれども。

サンバを始めたばかりの頃、どうしても打楽器の音が強めでメロディが等閑な感じがして、潔く曲のないバツカーダで踊るのは好きだけど、サンバの曲が好きになれない時期があった。

その頃の私みたいな全く聴く耳のない人間に聴かせてもサンバはみんな同じに聞こえてしまう。Não Deixe o Samba MorrerみたいなSamba canção は耳で楽しめたけど、パゴーヂ曲とかエンヘードが全然好きじゃなかった。

 

でも、Aquarela Brasileira はメロディが渋いけど、スルドも気持ちよく聞こえるし、ブラジルの情景を歌った歌詞もすごく美しい(私のショボいポルトガル語読解力で読める限りでの判断だけどね😓)し、コード進行もマイナーからメジャーへの切り替わりがしっくり来る感じで、さらにラーラーラーラーヤー♪と歌詞わからなくてもみんなで口ずさめるこの箇所のメロディもまた秀逸。全てが私の中で、すっきり「はまった」という感覚だった。

今でもよく聴いているけれど、最近ちょっと違う感覚がある。

この曲を1人で聴くよりも、イベントの締めや、パゴーヂでみんなで演奏したり歌ったり踊ったりするのが何とも言えずエモい。

パゴーヂ曲なら他にも名曲はあるだろう、いくらでも。

でもこの曲で最後にみんなでわっと盛り上がって、踊ったり歌ったりするのがすごく心を揺さぶられる。

この曲は、みんながただひたすら猛烈に叩いて踊って歌える何かがある。

いや、私が勝手に好きだから我を忘れて踊っているだけかもしれないけれど。

純粋な熱狂、でも渋さの共存。Samba de Arerêと似た感じ。でもこの曲の方が叙景的な分、カラッとドライで没入しやすいというか。

それぞれがそれぞれに熱狂する、それで大いに盛り上がる、そんな曲に思える。

 

ちなみにAquarela Brasileiraも大昔のImpério Serranoというサンバチームのパレードの曲(エンヘード)だったというから驚き。オリジナルを聴くと、こんな渋くてスローな曲でパレードしてたんかい、と言いたくなる感じ。

 

私はしっとり系の歌うサンバが好きなので、エンヘードはあんまりいつもは聴かないけど、ここ数年で一番好きなエンヘード↓

https://youtu.be/X7qyXybReaY?si=Tt85yQKdLTSTvGZg

WanderとCiçaの組み合わせとか最高でしかないねん…。

 

あと、勝手に自分のテーマソングってことにしてる大好きすぎるしっとり系歌うサンバ↓

https://youtu.be/c59JzdXmR58?si=jP1tHq9bIV4A7ngP

Caetanoが作ってMart'náliaが歌うとかもぴえん越してぱおんやねん🥺🐘(←オバサン、無理して若者言葉使おうとしない方がいいよ、だいぶ死語www)

 

あとサンバじゃないけど勝手にこの曲は自分のテーマソングだと思ってる曲。別にすごく好きってわけでもないけど↓

https://youtu.be/ubvYQxTXO3U?si=wHkaRw222szO5rvB

タイトルと裏腹に結構渋いな、といつも思う。

 

P.S あ、Não Deixe o Samba Morrer↓

https://youtu.be/6d6fIM54Vkk?si=DD3_mfT091zPAM7o

 

白眉の話

私も今でこそ白髪が少しずつ出てきたけれど、比較的白髪が少ない方だったと思う。

 

でも、私は高校生の頃から眉毛に一本だけ白髪が混じっている。生えるときもあれば生えない時もある毛だが場所はいつも同じ。

 

眉に白髪が混じっている人が優秀な兄弟の中でも最も優秀であった、という中国の三国時代の故事に由来して、出来がいいことを白眉というけれど(白眉の出来、だとか…)

 

私にも優秀さの種はある、と信じようかな😂

自分に甘い

甘い物断ちは順調ですが、今日の昼は炭水化物摂りすぎた感があるので、スタジオに行く前の食事は軽めにしようかな。

 

甘いというのはお菓子の話ではなく、私の自分に対してのスタンスの話。

なんか上手く行ってなくても、この程度の出来でいっかって妥協してると結局は人に指摘される羽目になるわけで。

 

いつもいつも自分を追い込んでいたらカリカリしておかしくなっちゃうから、そんなことはしない方がいいと思うけど、時には自分に負荷を掛けないといけないなー、そろそろしんどい人生イベントを自分でやろうかな?みたいな(しんどい思いすることを目的にするのは絶対ダメ🙅‍♀️!本末転倒なので)

 

仕事でもサンバでも何でもそうなんだけど、ちゃんとできるようになりたい、と思ったら、そういう時だけは期間を決めて無理をして、自分を追い込まないといけないな、と。ただ、意思薄弱で自分に甘いので追い込みきれなくて詰めきれなくていつもガッカリします。

 

だから勝手に追い詰められるような状況に定期的に自分を持っていかないとダメなのかな、と。

 

ダンサーコンテストなんて正直出たくないわけです。いいところを褒めてもらえたらそれは嬉しいけど、それよりも粗が見つかるのはやっぱり辛い。その粗を解決したらもちろんよくなるんだろうけど、解決できないから今下手なわけで。

 

できる範囲で、自分の思い立った時に、とかそんな甘いこと言ってる場合じゃないな、と今日も1時間しか取れなかったけどスタジオへ。

 

楽しく踊りたかったらその100倍以上はがんばらないと、楽しいなんてないから。

 

溜息出そうですが、今日もがんばります。

自己管理というゲーム

甘い物断ち3日目。

朝から理由なく落ち込み、なんかしんどいので理由を考えてみたけど、昨日はさっさと寝たし、夕飯は納豆とかめかぶとか体にいいものをたくさん摂ったし、すごい嫌なことがあったかと言えばそうでもなく、落ち込む理由がわからない。仕事に没頭することにして、途中ふと気がついた。私こういう時、どう対処してたっけ?お昼に甘いものでも食べて元気出そっと。とか言って、シュークリームとかデザートに食べてたわ、と。

 

昨日何かで見たけど、甘い物を食べるとたっぷりセロトニンが出るらしい。ただでさえ、落ち込みやすいたぬき、甘い物を2日も我慢している。セロトニン不足になってもおかしくないかも。

ただ…

甘いお菓子で糖質を多量に一度に摂取することで出るセロトニンで気分を紛らわせていたならそれは逆に不健康。

 

体型自体は踊っているから、今すごいデブにはなっていないけど、年々、肉が落ちなくなって、痩せにくくなり、皮膚が弛み…と加齢に悩んでいるのは確か。

その道のプロにも相談してみようかな、と思っているけど、その前に自分でできる限りのコントロールをしてみるの楽しいかも?と思って、甘い物断ちをするに至った。

 

ただ、体型って一生の持ち物なので、期間限定でがんばっても仕方ない。だから、甘い物に手を出さなくていい習慣を身につけたい。

 

そして、割と食べることが好きな私は、食事を食べることにあまり制限をしたくない。それに食事は大昔から人間が築き上げてきた文化だから、あれは食べない、これも食べないというのは不自然で不健全だと思う。

だから不要な甘い物の間食をやめようと思う。

 

さぁ、今日も自分の薄弱な意思に負けずにがんばろう😂

 

直して使う

この世の中、いろんなものを修理して使うことは無くなってきた。昔はプラスチックや合皮なんてなく、鞄や靴といったら、本革のものを大事に使ったり履いたりして、傷んだら修繕して使うのが当たり前だったのだろう

私はそんな時代には生まれてなくて、ナイロンやポリエステルでできた鞄や靴を普通に使っている。まぁ、昔と違って物が安っぽくなったな、と思うことがあるとすれば、ミシンに付属してきたボビンやミシンの押さえが金属製じゃなくて、プラになったとか、そんなレベルの話。

むしろ私にとって革の鞄なんて高価で貴重すぎて普段使いには出来なくて、偉い人に会うとか何かあった時に持つくらいなものだ。(通勤にすら黒のリュックサック使っちゃってるし)

 

そもそも、ゴムやプラの類でできた安物の鞄や靴を修理するのは意味があるのか?とは思う。

 

大量生産している安い靴屋で買ったパンプスの踵がすり減って、踵の布地まで擦り切れていた。履き心地も良く見た目も洒落たレインブーツの底が剥がれて穴が空いた。

 

その靴は、どちらも買った時は5000円しない。なぜそんな安物を大事に履いていたのかと言えば履き心地が良くて見た目もそれなりだったから。

 

それ以上の理由はない。でもそれでハードユースしてしまうと、やっぱり傷んでこんな風に外に履いていくにはみっともない見た目になってしまう。

 

仕方がないので、この2足を靴の修理ショップに持って行った。こんな小汚い安いものを持ってくるなんて、と思われたかもしれない。

 

修理代は締めてなんと4650円也。お金が飛んでいく(T-T)💸

 

それでも私はあまり後悔はしていない。

 

同じものはもうどこで手に入るかわからないし、気に入っているものだから。

大事にしている、というのとは違うのかもしれないけれど、落ち着くものは手放せない。

 

どういうビジネスやねん

最近、お粗末なわざとらしい茶番(としか言いようのない)のドラマをサブスクで観させる変なアプリの広告がよく入る。

面白そうな洋画のショートムービーを売ってるようなアプリもあるけど、大半は中国?のお話でヒロインが逆境から幸せになっていく系の話とか、メロドラマみたいなのとか、広告で公開されてるあらすじを見る限りでは「今どきそんなくだらんストーリー、中国自国の方でも誰も観ないのでは?」と言いたくなるようなくだらないものばかり。そして字幕、これ翻訳ソフトに翻訳させたの?ってくらい訳が荒くてさらに物語の質を下げてる。

これ誰に需要があるの?これに課金する人いるの?不思議だなぁ。