踊るたぬきのサンバ・ノ・ぺ

踊らされて生きているたぬきのお話

明日もきっと

何も考えず仕事の後には踊ると思う。明後日も。なんで上手くならないんだろうとか、人よりやってるのに人より劣るとか、そういうことが嫌になるのは夜、休む前とか、練習が終わった後。動き出したらもう私は息をするように自然に踊ることを考える。プロにしてみたら、全然踊ることが身体に染み付いてないよって言われるのかもしれない。それでも、私にとって踊ることは習慣だし日常。踊らない生活なんて考えられない。

と、言いつつ、やめたくなる時もある。「サンバやめました」とか「パシスタ引退してのんびりアルモニアのプロを極めていきます」とか宣言してしまえば少しは楽になるのかも、なんて思う時もある。私はカメラマンさんたちみたいなカメラの腕はないので、ただのプロ観客になろうかな(逆に迷惑だw)、と思うこともある。

 

でも結局明日になれば何を言っても踊っているのが私。踊っていると1週間もあっという間に過ぎ去っていく。そうやって歳を取っていくのは幸せかもしれないけど、寂しいかもしれない。